青森毛豆研究会
青森毛豆研究会の毛豆(けまめ)
品名:毛豆(けまめ)
収穫時期:9月下旬~10月中旬
毛豆は黒目青大豆の一種です。金茶色のふさふさの毛に覆われたさやが特徴。田植えの後に種を撒き、秋に収穫され、米が凶作の年でも育つ強い作物です。
夏の暑さと北国特有の朝晩と日中の寒暖差により、大粒で甘みが強く、ほっくりとしてほのかに栗の風味がする旨味豊かな豆になります。
晩生が早生より生育量が多く、最短75日〜最長200日位で生長します。
毛豆の歴史・特徴
枝豆が一般に出回るようになったのは、江戸時代頃と云われていますが、青森毛豆は、農家の自家消費や近郊での流通でしか出回ってこなかったため、ルーツと歴史が明らかになっていません。
青森毛豆研究会は、形質や成分などの遺伝的特徴や農家への聞き取り調査から、この青森の資源のルーツ探求を行っています。
「毛豆」は、田の畦や苗代などに植えられることが多く”あぜまめ”などとも呼ばれます。
田植えが終わった後に種が撒かれ、米が凶作の年でも収穫できる強い作物であることから、古くから農家の食卓を支えてきた食材でした。
種を採り、育てるのは、かつては主に嫁の役目。
嫁たちが家族のためにいかに旨い豆を育てるかを競い合い、味が向上したそうです。
空いた農地に次々と時期をずらして種が播かれる(間作、混作)。
播種、収穫の時期の幅が大きい。
生命力が強く、日陰でも育つ。必要な水分量は多め。
根粒菌と共生し、窒素を固定するため、窒素系肥料の所要量が少ない。
畑を肥沃にし、雑草を少なくする。
美味しい茹で方
<用意するもの>
枝豆250g(2束分)・水1ℓ・塩40g(水の4%)・うちわ
<基本の茹で方>
1:枝から外した毛豆を洗い、水気を切ってボウルに入れる。
40gの塩の中から少々とって、毛をこすり落とすように揉む。
2:沸騰したお湯に残りの塩を入れ、塩が付いたままの枝豆を入れ、ふたをする。
再沸騰したらふたをずらし、トータルで3分ほど茹でる。
3:ザルに取り、うちわで扇いで手早く冷ます。
<ポイント>
※茹で時間が長すぎると旨味成分が流出するので、3分経ったら固さをチェックする。
※茹であがった後、余熱で食感や色が変わるので、できるだけ早く冷ます。
新聞に掲載されました。
『毛豆 ブランド化を』
今年の活動報告と来年の活動予定などが掲載されました。
平成24年10月4日「陸奥新報」
平成24年10月6日「読売新聞」