青森の農家・農産物情報ハーベストマーケット

今回ご紹介するのは、青森県三戸町でにんにくを栽培する
農業生産法人四季菜にんにく株式会社の吉田さんです。

農業生産法人四季菜にんにく株式会社の歩み

代表の吉田さんは、大学卒業後、ワーキングホリデー制度を利用して
ニュージーランドで人生初の農作業を経験。
もともと興味がなかったのに、開放的な自然の中での仕事に一変して魅力を感じ、
農業の道を進んだそうです。

就農後は、もともと農業を営んでいたお父様が手がけていたにんにくの
水耕栽培を手伝う形でにんにく栽培をスタート。
吉田さんは、就農から栽培品目の主力をにんにくとし、栽培方法や農業経営を
日々追及、徐々に面積を増やしてきました。

今では土耕栽培で約1町歩(1ha)もの広さでにんにく栽培しています。

にんにくのよしだ家

栽培したにんにくは自分自身の手でお客様に販売したいと考え、ネットショップ
“よしだ家”をOPENしました。

にんにくは丸まま以外にも、収穫後に乾燥させない、みずみずしいフレッシュの状態の
生にんにくから、業務用にも使いやすい加工にんにく(スライスにんにく等)、
個人のお客様だけでなく、飲食店さんなどの業務使用にも対応できる
ラインナップで展開しています。にんにくのよしだ家(ネットショップ)

お客様にもっと親しんでもらえるよう、一般的にはアクセントや香りづけなどに使われる
にんにくを、にんにくが主役になるレシピや普段と違ったにんにくのレシピ等も
多数展開されています。にんにくのよしだ家“にんにくレシピ”

また、栽培してみたいというお客様の希望にもお答えして、
栽培のコツ、資材などを情報展開し、今ではにんにくに特化した、
生産者自身が手掛けるオンリーワンshopになっています。

農業生産法人四季菜にんにく株式会社のこれから

吉田さんは、見た目でなく味や栄養価で評価されるにんにくを作る事を意識していて、
見た目のキレイさや大きさで決まる現状の市場規格でなく、
味わいや栄養価基準のオリジナル規格を作り出したいと言います。

また、良いにんにくを作るために、作り手も良い環境で働かなければいけないと
感じているそうで、従業員の所得、生き生きと働くことができる労働時間、
この2つが十分に得られる環境をいつも意識しています。

さらに、この2つを適正にしていくため、効率的な栽培環境を一番に意識し、
人間の手を必要とせずとも、にんにくが十分に育つ“土作り”を大切にしています。
そのため、土を生かしてくれる微生物を日々勉強し、育てるイメージで
土作りをしているそうです。

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料理の隠れ素材ながら、欠かせない“にんにく”。
生産だけなく、レシピ展開、ショップ運営含めて“にんにく”を極めている
プロフェッショナル、農業生産法人四季菜にんにく株式会社の吉田さん、
これからも目が離せませんね。